私がFP2級を目指した理由は、とても現実的でした。
家計管理がずっと“なんとなく”だった
毎月赤字ではないけれど、
「何にいくら使っているか」「将来足りるのか」は正直よく分からない。
その状態に、40代になって急に不安を感じるようになりました。
老後資金の話が他人事ではなくなった
ニュースやSNSで目にする
「老後2,000万円問題」「年金だけでは足りない」という言葉。
若い頃は流していたのに、40代になると急に重くのしかかってきます。
お金の知識を“自分の言葉”で説明できるようになりたかった
投資や保険、税金の話を聞いても、
「なんとなく分かった気がする」で終わってしまう自分が嫌でした。
FP2級なら、
生活に直結するお金の知識を体系的に学べる
そう思ったのが、挑戦のきっかけでした。
正直、不安だらけのスタートだった
申し込む前から、頭の中は不安だらけ。
- 勉強のブランクが長すぎる
- 暗記力が明らかに落ちている
- FP2級は難しいと聞く
- 仕事・家事と両立できるのか
「FP3級を飛ばして、いきなりFP2級は無謀では?」
何度もそう思いました。
それでも
「やらずに後悔するより、やって後悔したい」
そう自分に言い聞かせて、スタートを切りました。
勉強中に一番きつかったこと|40代ならではの壁
とにかく暗記量が多い
FP2級は、
金融・保険・不動産・税金・年金・相続と、
とにかく範囲が広い資格です。
40代の私にとって一番つらかったのは、
**「昨日覚えたはずなのに、今日は思い出せない」**こと。
若い頃なら一度で覚えられたことも、
何度も何度も繰り返さないと定着しませんでした。
まとまった勉強時間が取れない現実
仕事が終わり、家事をして、やっと自分の時間。
正直、その時点でかなり疲れています。
「今日は30分しかできなかった」
「今日は何もできなかった」
そんな日も珍しくありませんでした。
モチベーションが下がる瞬間
- 問題集で合格点に届かない
- 周りに受験仲間がいない
- 本当に合格できるのか分からない
この孤独感は、
40代でFP2級を独学する人なら共感できるポイントだと思います。
40代女性に合っていたFP2級の勉強法
「スキマ時間前提」に切り替えた
机に向かって長時間勉強する、という発想を捨てました。
- 通勤中に動画や音声を聞く
- 昼休みに問題を5問だけ解く
- 寝る前にテキストを10分読む
短時間でもいいから、毎日触れることを意識したのが大きな転機でした。
テキストは完璧を目指さない
最初は
「全部理解しなきゃ」と思って、何度も挫折しかけました。
途中からは、
- 分からないところは印をつけて先に進む
- 問題集に出たところを重点的に復習
「7割理解できていればOK」
そう割り切ったことで、気持ちが一気に楽になりました。
独学か通信講座か、正直な感想
私は最終的に独学を選びました。
理由は、
- 自分のペースで進めたかった
- まとまった時間が取れなかった
ただし、
- 強制力がないと続かない
- 勉強方法そのものが分からない
という方は、通信講座を使った方が安心だと思います。
40代でFP2級に挑戦して良かったこと
お金への不安が減った
すべて解決したわけではありませんが、
「分からないから不安」という状態からは抜け出せました。
ニュースや制度の理解度が変わった
年金や税制改正のニュースを見ても、
以前より内容が入ってくるようになりました。
「まだ挑戦できる」という自信がついた
年齢を理由に諦めなくてよかった。
この経験は、資格以上の財産だと感じています。
まとめ|40代でFP2級に挑戦するなら知っておいてほしいこと
FP2級が向いている人
- お金の不安を減らしたい
- コツコツ続けるのが苦ではない
- 完璧主義を手放せる
正直、向いていないかもしれない人
- 短期間で一気に詰め込みたい
- 暗記が極端に苦手
- 勉強時間をまったく確保できない
40代がFP2級で失敗しないための一言
「若い頃と同じやり方をしないこと」
40代には、40代の勉強ペースがあります。
焦らず、比べず、少しずつ積み重ねること。
それが、FP2級合格への一番の近道だと私は感じました。
これから挑戦する方の参考になれば幸いです。


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