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CBT方式とは?メリットとデメリット

CBT方式とは?お得な予備知識
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ここ数年、某感染症の大流行の影響もあり、できる限り人と人との接触を減らそうという動きですね。これは資格試験にも大きな影響を与えました。

資格試験は大人数を一箇所に集め、試験問題や解答用紙のやり取りなど感染のリスクの高いイベント。
そこでできるだけ受験時間を複数設け、試験会場もたくさん設置することで少人数に分散することができる「CBT方式」を導入する試験がかなり増えてきました。

CBT方式とは

CBT方式01

CBT方式とは「CBT(Computer Based Testing)」の略称で、コンピュータを使った試験方式の1つです。全国に300会場以上あるテストセンターと呼ばれる試験会場で受験するのが一般的です。1年間を通じて好きな場所で受験が出来ます。

感覚としては、映画館の予約チケットをとる感覚ですね。好きな会場、好きな日時を選んで、席が空いていれば申し込みをするといった流れです。

これまで資格試験といえば年1〜3回しかチャンスがなく、予定との兼ね合いで受験できないこともありました。資格試験をたくさん受けるひとは、ちょうど6月と11月に実施されることが多いので、同じ時期に複数の試験に対する勉強をするなんてことも…。

CBT方式の試験が増えたことで、資格取得のチャンスは格段に増えています。

CBT方式のメリットとデメリット

CBT方式には良いところがたくさんあります。しかし、なんでも悪いところもあるわけで…。それは実施する側にも受験する側にも。そこを少しだけ。

メリット

CBT方式のメリット

  • 受験機会がふえる
  • 従来の紙での試験に比べ、コスト削減ができる
  • 採点、集計、結果通知が楽
  • 出題形式を多様化できる

受験側からの最大のメリットはやはり「受験機会がふえる」ことですね。

それから、受験直後に採点がコンピュータによって行われるため、すぐに結果を知ることができることは受験側のもう一つ大きなメリットです。あのヤキモキする合否通知を待つ時間がなくなるわけですもん。

デメリット

CBT方式のデメリット

  • 試験の種類によっては、この方式にはできない
  • 出題画面やパソコン操作に慣れないので困惑する
  • 出題方法が特殊なため、傾向をつかみにくい

デメリットに関しては、主に受験者側に多い印象です。

特に初めてCBT方式で受験するひとは、受験環境が想像していたものとは随分違ったりすることも。動揺して実力を発揮できないひともいるのではないかと思います。

個人的には、最後の項目…出題傾向が読めないというのが、資格指導をする側としてはスペシャル難儀な部分なのですが…。そのあたりはいつか。

CBT方式を導入している資格試験

CBT方式03

現在、CBT方式を導入している資格の一部を紹介します。

CBT方式はその性質上、選択式で正解が明確な試験でなければ導入できません。面接や自由記述試験がある場合、導入できなかったり、一部の階級のみ、一つの資格のなかで一部試験にのみ導入ということもあります。詳しく確認をお願いします。

分類主な資格試験
国家資格基本情報技術者、ITパスポート、電気工事士 等
公的資格日商簿記、FP、秘書検定、英検、漢検 等
民間資格MOS、カラーコーディネーター、TOEIC 等

IBT方式との違いは?

IBT方式とは

一方のIBT方式は「IBT(Internet Based Testing)」の略称で、インターネットを経由して実施する試験方式です。インターネットに繋がる環境であれば、パソコンやスマートフォン、タブレットからいつでもどこでも受験することが出来ます。

CBT方式との違い

  • インターネット環境やパソコン等の機器を各自で用意
  • 厳格性や公平性が低い
  • 受験者のモラルに委ねられる部分がある

利便性はCBT方式よりも高いですが、カンニングや替え玉といった問題がどうしてもあるため導入している資格検定は少数です。しかし、適性検査や模試のような合格という基準は特にない試験にはピッタリですね。

先日わたしの娘がカラーコーディネーター検定をIBT方式で自宅受験をしていました。どうも受験前に試験官による受験環境のチェックがあるようで、カメラでぐるーっと部屋の中を見せたようです。(本人はカンニングうんぬんよりも、散らかっている汚部屋を見られることの方が気になる様子でしたが)

他にもAIによる監視システムなんていうものも増えてる様子です。対応した資格がこれから増えていくのかもしれません。

まとめ

CBT方式02

CBT方式についてさらさらとまとめました。

導入している資格の中には国家資格もあり、これからますます導入は増えそうな気配です。
受験機会が増え、受験への敷居も低くなります。

気になっていた資格がもしかしたら近々導入するかもしれません。チェックしてみてはどうでしょうか?

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