この資格は、書くべきか否か。
履歴書を書く時に悩むひとは多いのではと思います。
でも、その悩みが大きくなって「書いたら恥ずかしいのではないか?」と悩まれるひともいるようです。
まず、最初に強くお伝えしたいのは、
「履歴書に書いて恥ずかしい資格は、ない」
ということです。
では、なぜそのように考える人がいるのでしょうか?
資格の分類
そもそも資格には、大きな分類が3つあります。
3つの資格は、公的な信頼度に差があります。
決して知名度・難易度のランクわけではありません。
国家資格しか履歴書に書く価値はない、というわけではありません。
- 国家資格
- 公的資格
- 民間資格
これら3つをさらさらーっとご説明します。
国家資格
国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。
文部科学省HPより
公的団体もしくはそれに準ずる団体が主催する資格です。
誰もを納得させられる資格だと思います。
公的資格
公的資格とは、財団法人や社団法人など民間団体等が、公的団体の後援等をえて試験を実施する民間資格の1種。
民間資格ではありますが、官公庁による審査をパスしており、国によるお墨付きのある資格です。
民間資格
民間資格とは、国家資格ではない資格のこと。
前述のとおり、公的資格もこれに該当しますが、一般的にわけて考えられることが多いです。
法的根拠によらず自由に設定できる資格ですので、企業や団体はもちろん個人でも作ることができます。
履歴書に書くか、書かないか
履歴書に書くか、書かないのか。
これは、「その履歴書をどこへ提出するか」によるかと思います。
要は、「履歴書を受け取り、審査する側がどう受け取るか」が問題です。
個人的には、
- 提出先で、活用できる資格かどうか
- 提出先で活用できなくても、書いておきたい資格かどうか
この2点を考えて記入すれば良いと思います。
例えば、珠算1級以上などそう簡単には取れない資格ですが、進学や就職で活用できる場はかなり、かなり限られています。
しかし、とても立派な資格です。取得したあなたが誇らしいなら、書いていいのですよ。
もうひとつ例をあげると、最近みかける「スマホで1日で取得!」という民間資格。
こちらも、提出先がその資格に関わる場所ならば、書いていいのですよ。
全くの知識なしではない、というのは立派なアピールポイントです。
書いたら恥ずかしい資格は、ない
重ねて申し上げます。
「履歴書に書いて恥ずかしい資格は、ない」
資格はかならずなんらかの努力・対策をして、受験料を払って、試験を受けて取得します。
そのこと自体が意欲的な姿勢をあらわしています。堂々と書きましょう。
もうひとつ余計なことをいいますと…
世の中には、業務に密接に関わる国家資格が履歴書にかいてあっても、わからない人事担当者なんてのがいます。
信じられませんが、本当の話です。
そのような人のほうがよっぽど恥ずかしいので、気にせず頑張って取得したものを堂々と書いてください。
まとめ
資格は、なにもしないで手元に転がってくることは決してありません。
「こんな簡単にとれる資格、書く方が恥ずかしい」
なんて言うひともいますが、それはそのひとの基準。
自分の基準で考えて書きましょう。堂々と。
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